会社から独立してフリーランスを目指すのであれば、まず実務経験を重視すべきです。
結論から言うと、実務経験がないフリーランスは単価の安い案件しか受注できません。なぜかというと、スキルを評価できない、何か起きた時の対応ができない、営業力や交渉力が未熟、などが挙げられます。
実務経験がある人は、経験がない人に比べてコミュニケーション能力が高いです。これは、社交性に関することだけではありません。クライアントの望む仕事を上手に聞き出し、クライアントの望むものにいかに近づけるかを引き出すコミュニケーション能力も含みます。
また、経験が長いと、経験年数が短い人よりも効率よく仕事を行えます。クライアントが漠然としたイメージしか持っていない場合でも、実務経験があるフリーランスであれば必要なスキルを明確化させ、納得のいく仕事を行える可能性がより高まるでしょう。
どの分野で経験を積むべきかも重要です。会社に勤めている時に、進んでチームリーダーやマネージャーを経験しておきましょう。そうすることで、管理能力や責任能力がつきます。フリーランスになったら関係ないのではと思うかもしれませんが、フリーランスこそ管理能力や責任能力は重要です。
また、プレッシャーにも抗体がつき、上流工程の経験はクライアントからの評価が上げる要因となります。
また、作業をひとりで完了させる力や同時進行で複数の作業を行う経験も、フリーランスとしての財産なっていきます。効率よく実務年数を積んでいきたい場合は、複数のスキルを求める仕事をすることや、新しい技術に誰よりも速くに注目して身につけることが有効です。